大言小語 集中豪雨への最終的対応
住宅新報 2010年7月20日 号 1面
梅雨から夏に差し掛かり、このところ全国各地で自然災害が相次いでいる。集中豪雨による土砂崩れや河川の増水、氾濫などがたびたび発生し、家屋がつぶされたり、流されたりしている。犠牲者が出た地域も多い。日本は狭い国土の大半を山間部が占めており、その間を縫うように無数の中小河川が流れている。バケツをひっくり返したような近年の豪雨がひとたび発生すると、あっという間に河川があふれたり、土砂崩れを引き起こす。年々その頻度も、程度もひどくなっているようだ。
▼日本にはこうした、土砂災害や河川の増水の危険地域が都市部や郊外部を問わず無数にあることは周知の通りだ。以前と違って短時間でより多くの降雨が局地的に起きるところに近年の集中豪雨の恐ろしさがあると言われる。危険な地域と自覚してはいても、いざという時に避難する時間すら与えてくれない。いつも危険と隣り合わせで生活しているようなものだ。













