ひと 「安心できる仕組みづくりを」 マンション計画修繕施工協会の初代会長になった 坂倉 徹さん
住宅新報 2009年1月6日 号 2面
12月15日にマンションの大規模修繕工事などを手がける塗装や防水など、全国の改修工事専門の109社が結集して一般社団法人「マンション計画修繕施工協会」が発足した。その初代会長に選出されたのが横浜市磯子区にある塗装業からスタートした(株)サカクラ代表取締役社長の坂倉徹さん。
マンションの大規模修繕工事の施工を軸に業界を横断した組織で、業界の発展・向上を目指すと同時に、大規模修繕工事を発注する管理組合に対して「安心して発注してもらえる仕組みづくりを確立したい」との思いで立ち上げた。具体的には協会として完成保証・瑕疵(かし)保証制度を早期に具体化することと、工事の品質確保である。保証制度はすでに損保会社に企画提案を募り、1月中にも保証検討委員会を組織して制度の中身や審査体制などを検討し、「4月には稼働できるように」持っていく考えだ。並行して、「仕事のレベルアップを図る研修などを推進する」予定だ。
現在は未加入でも、「興味を持って見守ってもらっている会社も多いし、『話を聞かせて』とか『資料を送って』という問い合わせもかなりあります。手応えは上々、『小さく生んで大きく育てる』形になれば」と目を細める。
改修工事関係25社が5年ほど前に始めた勉強会が発端。改正建築基準法が施行され、国土交通省と意見交換を始めたのが、協会設立につながった。
サカクラが大規模修繕工事に初めて取り組んだのは1978年。横浜市内の住宅公団分譲の「左近山団地」の830世帯分を手がけた。「なぜ塗装業が手がけることになったかというと、当時の公団住宅は吹き付け材で仕上げてあり、塗装メーカーの助言で有力塗装業者の見積もりを取った」経緯があり、そこで受注。「いきなりの大工事で、まさに社運をかける仕事だった」。
塗装業としてはこの道40年だが、様々な工事に取り組み、自らを「改修工事業」と呼ぶ。社長業20年、「不断の努力」を心がける。横浜生まれの横浜育ち。62歳。
(柄澤
浩)













