物件探しはネットで 09年度住宅市場動向調査 賃貸、分譲、中古でも増加
住宅新報 2010年7月6日 号 2面
物件探しはインターネットで--。入居・購入する住宅を、インターネットで見つける人が増加傾向にあることを示す調査結果を、国土交通省がこのほど公表した。ネットは、民間賃貸住宅への入居だけでなく、分譲・中古住宅の購入に対しても大きな影響を与えている。
調査は09年度住宅市場動向調査として行った。08年度に民間賃貸住宅に入居した人や分譲・中古住宅を購入した人などを対象に実施。分譲住宅購入者383人、中古住宅購入者284人、賃貸住宅入居者465人などが回答した。
同調査で、入居・購入した住宅を見つけた方法を聞くと、民間賃貸住宅入居者は、32.7%が「インターネット」と回答。「不動産業者で」(57.2%)に次いで多かった。同時に、「不動産業者で」が過去5年、60-70%程度とおおむね横ばいで推移してきたのに対し、「インターネット」は右肩上がり。10%を割っていた05年度から増加し、今回の調査で30%を超えた。
ネットの力が大きくなったことで、影響を受けたのは紙媒体だ。05年度には、「住宅情報誌」が11.7%で、「不動産業で」に次ぐ2番目に位置。「新聞等の折り込み広告」(2.6%)も含めると14.3%あった。しかし、09年度には3.5%(住宅情報誌が2.6%、新聞等の折り込み広告が0.9%)。ネットとは逆に右肩下がりで推移している。
この動きは住宅購入者も同様だ。
特に、分譲住宅購入者は、「インターネット」が25.8%でトップ。昨年度まで1位だった「新聞等の折り込み広告」(21.7%)を逆転した。また、中古住宅購入者も「インターネットで」が29.2%を占める。「不動産業者で」(45.8%)に次ぐ2位だった。
いずれの区分も、過去5年を見ると、「インターネット」を通じて見つけた購入者は右肩上がり。一方、「住宅情報誌や新聞等の折り込み広告」は減少傾向。紙媒体が行ってきた役割をネットが担っている状況がうかがえる。













