大言小語 不況下こそ問われる企業の社会的責任
住宅新報 2009年1月6日 号 1面
仕事始め。年頭訓辞で企業のトップは何を訴えたのか。あっという間に不況に突き進んでしまった昨年末の悪夢を振り払い、新たな気持ちに切り換えることができたかどうか。大方は厳しい環境のなかにわずかにある明るい材料を見いだしながら、逆境に負けない、原点に立ち返った事業展開を、社員を鼓舞し、奮起を求めたに違いない。
▼それにしても、経済のグローバル化による危機の連鎖と伝播の速さは恐ろしい。目の当たりにすると、我々が乗っている経済システムは本当に大丈夫なのかとの疑問がわく。全世界で一斉にものが売れなくなり、しかも、雇用危機から消費不振の様が瞬時に映像で伝えられる。
▼情報技術や経営技術が進みすぎたのかどうか、国際的な企業はどこもほぼ同じ行動パターンを取る。製造業の場合、在庫のだぶつきを防ぐため、素早く減産・操業停止の生産調整に入り、同時に雇用調整に手を付ける。その連鎖が関連、下請け企業に及び、同じ行動に出るため、わずか1、2週間で不況色が一挙に強まってしまう。













