大言小語 7人の女性たち
住宅新報 2010年6月8日 号 1面
気の合う仲間の家族が一緒に住むことができたら。そういう理想を掲げた家づくりの考え方は30年ほど前からある。コーポラティブハウス。一級建築士などの専門家がコーディネーターとなって設計から権利調整(価格設定)、施工・進行管理までを進めるものだが、調整の困難と時間がかかる。
▼今春、「いざというときに助け合える」仲間7人が入居する分譲マンションが、兵庫県尼崎市内に完成した。建物の4階から7階まで、それぞれが予算に合った住戸を購入。仲間同士が「近居」するだけでなく、キャリアを生かした活動を通じて地域コミュニティの活性化をも目論んでいる。その1人が福祉ジャーナリストで元NHK解説委員の村田幸子さん。ほかの6人も各分野で活躍中の「距離感をわきまえた」、60歳代から70歳代の女性たちだ。
▼「最初はコーポラティブハウスを」と思っていた。だが、場所選びから予算、住宅の設計など考えたらほう膨大な時間がかかってしまう。残された時間はあまり無い。「たまたまいい場所に売り出し中のマンション」があった。「みんなで買って入ったら一挙に解決する」と踏み切った。













