都区部マンション、視界良好 即日完売物件、続々 「決断までの時間、短く」
住宅新報 2010年6月8日 号 1面
マンション市場が回復している。特に資産性の高い東京都区部の物件は好調な売れ行きだ。即日完売物件も相次いでいる。これまで供給が抑えられていたことによる『需要溜まり』も大きな要因だが、消費者目線に合わせた価格設定が何よりの効果だ。今後も同様の姿勢が、各ディベロッパーには求められる。
昨年の年明けやゴールデンウイーク期間における各ディベロッパーの手応えとして、一般的な回答が「モデルルームへの来場者数は増えているが、決断(購入)には時間がかかる」というものだった。それが、今年に入ってからは「決断までの時間が短くなっている」と感じるディベロッパーが多いようだ。特に、人気エリアである東京都区部においてはその傾向が顕著だという。毎月、マンション市場動向を調査している不動産経済研究所でも、「都区部エリアの好調さが全体を押し上げている」と見る。
三菱地所が、品川区中延(総戸数51戸)と練馬区石神井町(同43戸)で分譲したマンションは、両物件とも全戸即日完売した(10面参照)。通常ディベロッパーは、事前反響やモデルルームのプレオープンの反応をもとに全体的な販売スケジュールを決めるが、同社では、両物件とも予想以上に好感触だったため全戸一気に販売することを決めた。「リーマンショック後は、モデルルームにただ見に来るだけの人が多かった。それにストップがかかり、今では買いに来る人が増えている状況だ」と話す。













