フージャース 販売代理事業に注力 1000戸体制維持 高い営業力生かす
住宅新報 2010年6月1日 号 8面
フージャースコーポレーションは、これまでのマンション分譲を主力とした事業構造を転換し、販売代理事業に注力していく。高い営業力を生かし、分譲事業ほど市況の影響を受けない販売代理への注力でリスクヘッジする考えだ。
同社は前期(10年3月期)、自社分譲を54戸上回る890戸のマンションを販売代理で引き渡した。不動産市況全体の悪化から、自社分譲できない分の補完を目的として手掛けた事業だったが、想定以上の進捗(ちょく)を示した。得意エリアである郊外部を中心に、大手から中堅・中小まで様々なディベロッパーから受注を獲得できたという。
同社の営業人員は約40人。そのうち半分が女性で、「女性ならではのきめの細かい提案力」が強みの1つだ。また、モデルルーム来場者への対応は営業担当者が行うが、集客や物件のアピール方法については全社一丸となって手掛ける特徴がある。更に、来場者に対して、「東証1部上場企業」の安心感を提供できることも同社の強みだ。
今期(11年3月期)の販売代理での引き渡し計画は700戸で前期を下回るものの、次期(12年3月期)以降は1000戸を1つの目安とする考えだ。また、用地の仕入れを再開した自社分譲も一定量を手掛け、今期170戸、次期は600戸を引き渡せる計画だ。市況や用地の取得状況によって増減はあるものの、「販売代理1000戸」に対して「自社分譲500戸」という比率を想定している。
なお、同社の11年3月期業績予想は、売上高80億円(前期比75.6%減)、経常利益15億円(同75.6%増)、純利益14億6000万円(同17.7%増)。













