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スタンダード会員限定住まい・暮らし・アングル 住宅展示場 ポラスGが「浦和」などで 1区画に複数モデル 狭小地での提案力アピール

住宅新報 2010年6月29日 号 24面

 ポラスグループ(埼玉県越谷市)は住宅展示場の1区画を2つまたは3つに区切り、仕様の異なる複数のモデルハウスを建設する戦略を進めている。70-80坪の敷地を区切ることで1棟当たりは20-30坪程度となり、主力ターゲットである1次取得者層にとって現実的なサイズとなる。仕様の比較もしやすい。都市部の狭小敷地を想定し、空間に広がりを感じる設計提案を盛り込む。同じ区画に複数棟あることで、モデルハウス同士の競争意識も高まる。

 5月、「REALハウジングプラザ浦和」(埼玉県)に、主力商品である洋風の「アルジール」と和風の「和美庵」を建設した。「さいたま新都心カタクラ住宅展示場」(同)には、仕様の異なる「アルジール」2棟と、蔵をイメージした「蔵粋」の計3棟が並ぶ。いずれも、都市部の住宅密集地を想定し、外部からの視線を遮り光を取り込むように窓の位置や吹き抜けに工夫を施した。また緑化を施したバルコニーや、リビングの『壁庭』を提案する。

 同社は05年に、埼玉県草加市の展示場で2棟のモデルハウスを並べる営業手法を開始。その後、同県・春日部の展示場では、周辺の住宅地が間口が狭く奥に長い土地形状が多いため、間口8メートルずつの2棟を建設した。

 変形敷地でも顧客の要望に応えられる技術力をアピールするため、08年には千葉県松戸市で、1区画の四角い敷地を対角線で分割し、三角形の敷地にそれぞれ建設。09年に開設した埼玉・鳩ヶ谷のモデルハウスは、敷地の一部が前面道路まで細長く伸びる旗竿地状に区切った。同年に出展した東京・赤羽の展示場でも1区画に2棟を建てている。

 「リアルサイズにすることで、建てた後の生活がイメージしやすくなる。仕様や間取りも比較しやすい」(同社)ことがメリットだ。

 営業面でも効果を発揮しているようだ。5月に出展した2カ所のモデルハウスは、オープンから1カ月間の来場者数は、展示場の中でトップクラスだったという。各モデルハウスに店長を配置するため、「店長同士の競争意識が高まる」ことも狙いの1つ。「出展料は1区画分。展示場1カ所当たりに通常よりも多くの人員を投入してもコストメリットは大きい」という。

 同社は年明けには埼玉・与野の展示場にも出展する計画。同じく、1区画に複数棟のモデルを建設する方針だ。

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