大言小語 住まいについてのコンセンサス
住宅新報 2010年6月29日 号 1面
「住宅は生活の基盤」と言うが、住まいの大切さについて、国民の間にコンセンサスはあるのだろうか。子供の人格形成、住む人の健康、夫婦や親子間のコミュニケーションなどに、住まいがどんな影響を与えるのか、もっと深く知るべきではないか。旭化成ホームズは二世帯住宅や共働き家族などの研究を続けているが、<暮らし>について更に深く考えるため「くらしノベーション研究所」を立ち上げた。暮らしを原点から見つめ直す作業に期待したい。
▼翻って、筆者の人格形成に影響を与えたのは我が家に出入りする大人たちだった。朝、目が覚めると、しばしば父が連れてきた会社関係の人が隣に寝ていたり、兄の友人たちが所狭しと雑魚寝をしていたりもした。洗面所で鉢合わせしたりすると、親とは違う大人の匂いにドキドキしたものだ。タワーマンションの共用施設として一般化してきた<ゲストルーム>は今後、どんな住文化を生むのだろうか。あるハウスメーカーが発売した、リビングを家族の友達が集まる場所と考えた「みんなの家」も面白い。













