横浜最大級の建て替え 新日鉄都市・三菱地所 「横濱紅葉坂レジ」販売開始へ 好立地開発、88戸を368戸に
住宅新報 2010年6月15日 号 8面
新日鉄都市開発と三菱地所はこのほど、横浜・みなとみらい近接のエリアで進めてきたマンション建て替えプロジェクト「横濱紅葉坂レジデンス」のマンションギャラリーをオープンした。
従前の花咲団地を総戸数368戸のマンションに建て替えるもの。横浜市では過去最大級の建て替え事業で、「市内でも地位(じぐらい)が高く駅近立地での開発。更にスケールの大きさもある。建て替え事業の代表例にしたい」と2社は話している。
花咲団地は、58(昭和33)年に日本住宅公団(現・都市再生機構=UR)が開発した総戸数88戸のマンション。敷地面積8522平米で、住戸タイプは45平米の同一プラン。51戸を分譲し、37戸についてはURが所有し賃貸していた。
新たなマンション「横濱紅葉坂」の敷地は、約1万2000平米に広がる。隣接する神奈川県の所有地を建替組合が買い取り、一体開発したためだ。敷地が広がったことで開発戸数も増え、建て替え事業も推進しやすくなったという。従前の居住者は、新たな資金負担なしで移り住むことができるようだ。
棟構成は、壱番館(98戸)、弐番館(88戸)、参番館(182戸)の3棟。権利者住戸を除く314戸を販売する。広さは51-118平米で、価格は3000万円台-1億1000万円台。住戸タイプの中心は70平米台と80平米台になる。
ラウンジやライブラリーなど多彩な共用施設を備えるほか、中層物件ながら免震構造を採用。また、紅葉坂沿いには公開空地を設け、イロハモミジやノムラモミジなどを植樹。「紅葉坂の再生」を図るとしている。敷地内には「桜が咲き誇る庭」と名付けたスペースも設ける。
希少性の高い開発であることから、マンション購入希望者の関心は高く、既に3000件以上の反響を得ているという。販売開始は7月上旬からの予定。物件の所在地は、横浜市西区花咲町4、京浜東北線・根岸線桜木町駅徒歩6分。
これまでに5件の建て替え事業を成功させ、今回のプロジェクトのほか都内で3件の建て替えに参画している新日鉄都市開発では、「建て替え事業は、ビジネスであると同時に社会的意義のある取り組み。ただ、建て替えに成功しているケースは、容積率に余裕があるなど条件に恵まれているものだ。今後はそのような好条件下にない物件が多く出てくる。民間会社が手掛けられ、従前住民の負担も軽くなるよう公的支援が一体となったプロジェクト推進も必要になる」と話している。
なお、今回の建て替え事業の経緯は次の通り。
01年10月=花咲団地再生に向けた検討開始/05年7月=建替え推進決議可決/06年11月=事業協力者選定/08年2月=建替え決議可決/09年12月=権利変換計画認可、工事着手













