東京カンテイ中古マンション価格(567) 相模鉄道いずみ野線 JR相模線
住宅新報 2010年5月25日 号 4面
南橋本
軒並み値上がり
中古マンション価格(3.3平米単価)の推移
データ提供:東京カンテイ。単位:万円
カッコ内は販売事例の築後経過年数駅名
現在
1年前
2年前◆相模鉄道いずみ野線南万騎が原
103(14.5)
116(11.9)
113(12.1)緑園都市
141(15.3)
137(15.1)
166(13.4)弥生台
109(15.6)
83(21.4)
108(14.4)いずみ野
78(24.9)
73(28.6)
92(24.0)いずみ中央
109(15.6)
102(19.1)
113(13.5)◆JR相模線寒川
58(21.9)
61(21.2)
70(17.9)上溝
64(15.8)
54(16.9)
63(14.6)南橋本
82(11.5)
75(12.9)
81(14.0)※ファミリーマンションを対象に09年12月-10年2月の3カ月間の売り出し事例を集計した平均値
相模鉄道いずみ野線の掲載5駅における3.3平米当たりの平均価格は、135.0万円。1年前に比べて5.3%、金額にして7.2万円上昇した。事例数は125件(19件減少)。平均築年数は21.5年(1年前24.0年)、平均専有面積は90.3平米(同86.5平米)だった。
4駅が上昇したが、いずれも実質的には下落基調にある。事例数が最も多い緑園都市では、80年代半ばから00年代にかけて供給された大規模マンション群の事例が、築年数の違いに関係なく坪単価150万円前後を維持。1つの物件として市場価値を確立している。ただ事例を個々に見ると、前年比で値下がりしているものが目立つ。
弥生台の大幅上昇は、前年まで流通していた築古の大型物件からの事例がほとんどなく、一部の高額事例が際立った結果とみられる。築浅へのシフトが進む傾向もうかがえない。
いずみ野は、事例の大半が坪単価70万円前後。一方で、同140万円を超える物件から複数の事例が出たため、平均価格が押し上がった。
いずみ中央では、築10年未満でも前年より値下がりしている事例がある。ただ築浅事例の数が増えたことで、下落基調が打ち消された形だ。
一方、JR相模線の掲載3駅における3.3平米当たりの平均価格は68.0万円。1年前に比べて6.9%、金額にして4.7万円上昇した。事例数は109件(2件増加)。平均築年数は16.4年(1年前17.0年)、平均専有面積は64.4平米(同60.1平米)だった。
上溝は上昇したが、築浅事例が流通した影響とみられ、実質的には値下がりしている。
反対に、南橋本の上昇基調が鮮明だ。築年数にかかわらず、徒歩10分圏内の事例の大半が値上がりした。築浅事例が増えたことも大きいが、それを差し引いても好調と言える。相模原市が政令指定都市に移行し、JR橋本駅で再開発が進むなど、活気づく周辺の様子を反映している。緑園都市(横浜市泉区)
戸建てからの住み替え増加
80年代に分譲開始されたニュータウンで、同沿線屈指の高級エリアだ。
地元不動産業者によると、近年は戸建てからマンションへの住み替えが増えているという。その中心は20年ほど前に住宅を購入したシニア世代で、「階段や庭の手入れが負担になるようだ」との指摘があった。このほか、同じ物件内でより広い住戸に引っ越す事例も目立つという。
中古マンションの相場は3000万円台半ばで推移している。地元業者から「以前は4000万円台前半だった」との声も挙がったが、取引状況は年明け以降に活況を取り戻した様子。特に、3月から5月にかけてかなり動いたようだ。前述のシニア世代のほか、良好な住環境を求める新婚・子育て世代の需要も根強く、昨今の低金利が購入意欲を後押ししているとみられる。ただ新築の供給が現在ほとんどないため、「買い替えが進まない」との見方もあった。
賃貸市況は単身者向け物件がやや低調で、予算の上限が下がっているという。一方で、ファミリー向け物件は例年並みの模様。独立した子ども世代が地元に戻り、実家近辺で部屋を借りるケースが多いという。













