主要住宅会社09年度決算 売上高軒並み減少
住宅新報 2010年5月25日 号 1面
上期の受注低迷続く
主要住宅会社の09年度決算が出そろった。期後半から若干回復基調になったものの、上期の受注低迷が響き、10社全てが減収となった。主力の戸建て請負事業の減収分をカバーするためコスト削減や経営効率化などに取り組み、4社が営業増益となった。次期は、足元の受注が回復しつつあるとして、ほとんどが増収増益を予想する。
大和ハウス工業は景気低迷の影響などで売上高、営業利益は前年を下回ったが、退職給付数理差異償却損と特別損失の減少で経常利益、当期純利益は増益となった。積水ハウスは主力の請負事業で、戸建て住宅は期の後半から受注ベースで回復基調となったが、賃貸住宅は厳しい状況が続いた。棚卸資産評価損678億円を計上したため赤字となった。
トップ2社以外も軒並み減収となった。その中で、積水化学工業住宅カンパニーは経営効率化の推進とリフォーム事業の伸長が寄与し、営業利益13.3%増を確保した。旭化成ホームズも150億円のコスト削減に努め増益。建築請負事業の受注実績は、下期から回復したことで前期比5.4%増加した。住友林業も経費削減や退職給付会計に関する数理差異の影響などで増益となった。
ミサワホームも販管費削減などで経常利益10.2%の増加。当期純利益は前期の棚卸資産評価損や事業構造改善費用がなくなり、対前年60億円の増加となった。
10年度は、住宅取得促進策の効果などで、やや持ち直しの兆しが見えつつあるとして、大半が増収増益を計画する。大和ハウスは売上高横ばいを見込む。ミサワホームは今の受注回復の勢いを落とさないように販売経費や人員を積極投入するため、増収減益の見込み。













