大言小語 「地域猫」とコミュニティ
住宅新報 2010年5月18日 号 1面
家から駅までの道、いつも最短距離を通らず、ちょっと回り道をする。ある会社の会長夫人が敷地内で猫の面倒を見ており、懐いているからだ。朝のあいさつを猫と交わしてから出社する、そんな日常を繰り返していると、猫が見当たらない日は何だか寂しい。知らず知らずのうちに、猫から元気をもらっているようだ。
▼13日、東京地裁立川支部で「猫餌やり訴訟」の判決が出され、高級テラスハウスの敷地内で野良猫に餌を与え、糞尿などでハウスの住民に迷惑を与えたとして、被告の加藤一二三将棋九段(元名人)に、餌やりの禁止と慰謝料204万円の支払い命令が出された。被告は猫の去勢手術もしており、一時は数十匹もいた野良猫も4匹ほどになっていた、という。しかし、臭いや車への引っかき傷などに悩む住民に軍配は上がった。













