知って得する建物の豆知識(35) 良いデザインの十カ条 現代建築にこそ必要
住宅新報 2010年5月11日 号 4面
「犬と私の十の約束」や「○○十原則」など、十という数字は何かの概念を総合的に表すのに適しているようです。タイトルの「良いデザインの十カ条」ですが、現在のiPodやiPadなど、アップルコンピューター社のプロダクトデザインを一手に引き受けているジョナサン・アイブが非常に大きな影響を受けた、ディーター・ラムスが唱えているものです。
ディーター・ラムスは32年、ドイツに生まれたプロダクトデザイナーです。ドイツ家電大手のブラウン社に入り、コーヒーメーカー、計算機、ラジオなどをデザインし、その多くはMoMAニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションに加えられています。ブラウン社での活躍は60年代から98年まで30年以上の長きにわたり、デザイン部門のトップに君臨していました。
そのラムスの唱える「良いデザインの十カ条」とは、「革新的である」「便利にする」「美しい」「分かりやすくする」「慎み深い」「正直」「恒久的」「首尾一貫している」「環境に配慮する」「可能な限りデザインをしない」というものです。













