ホームインスペクターズ協会 セミナーに60人参加 業務のポイント指南
住宅新報 2010年4月20日 号 4面
NPO法人日本ホームインスペクターズ協会(東京都中央区)はこのほど、会員限定セミナー「ホームインスペクター業務
入門編」を都内で開いた。建築・不動産関係者など約60人が参加し、実務に関する講演ではメモを取る姿が目立った。
冒頭、講演した長嶋修理事長は、09年に首都圏で中古住宅の流通戸数が新築マンションの販売戸数を上回ったことにふれ、「今後更に中古の見直しが進む」と語った。ただ、住宅の価値が見えにくい中古市場の現状を放置していてはそれを望めず、「そのままで問題ない」「補修して長く住み継ぐ」などに住宅を分類する必要性があると指摘、ホームインスペクションの意義を強調した。実際、同氏が代表を務める不動産コンサルティング会社さくら事務所(東京都中央区)では、インスペクションの依頼が増加傾向にあり、09年は約500件に上ったという。
続いて、同協会公認ホームインスペクターの大久保新氏が「ホームインスペクションの業務について」をテーマに講演、劣化事象の事例を紹介した。
実務での注意点としては「一言の重要性」を挙げ、「我々の感覚的な一言で、顧客は『買わない』選択を下すこともある。問題箇所を見つけたら、それをどう改善するかアドバイスするのがインスペクションの役割」と語った。
また質疑応答では、「実際の現場に立ち会う研修を実施してほしい」「中古マンションを対象としたガイダンスを開いてほしい」などの要望が挙がり、協会側は検討していく方針を示した。













