東京カンテイ中古マンション価格(562) JR南武線
住宅新報 2010年4月20日 号 4面
武蔵新城、1Rが値上がり中古マンション価格(3.3平米単価)の推移
データ提供:東京カンテイ。単位:万円
カッコ内は販売事例の築後経過年数◆JR南武線駅名
現在
1年前
2年前尻出
129(11.9)
136(11.3)
141(10.0)矢向
129(17.4)
134(14.1)
155(9.1)鹿島田
161(10.5)
133(15.5)
123(21.2)平間
161(11.2)
138(15.2)
168(9.5)武蔵中原
147(15.5)
141(13.2)
148(12.5)武蔵新城
143(12.6)
143(12.5)
155(11.1)久地
133(13.1)
121(15.2)
133(13.1)中野島
122(14.8)
124(14.4)
135(12.8)西国立
123(11.1)
106(19.8)
128(13.2)※ファミリーマンションを対象に09年12月-10年2月の3カ月間の売り出し事例を集計した平均値
JR南武線の掲載9駅における3.3平米当たりの平均価格は138.7万円だった。1年前に比べて5.8%、金額にして8万円の上昇となった。
事例数は363件(135件減少)、平均築年数は13.1年(1年前14.6年)、平均専有面積は66.2平米(同64.7平米)だった。
上昇5駅、下落3駅。今回唯一横ばいだった武蔵新城では、特徴的な動きがみられた。
平均価格・築年数共にほぼ変化がなかったが、個々にみると強含んでいる事例が目立ち、その傾向は2つに分かれる。大手ディベロッパーによる駅近の大型物件からの事例と、バブル期以降に供給されたワンルーム事例だ。特にワンルームが値上がりしているケースは、最近では他路線でもあまり見られず、珍しい。
上昇した5駅のうち、鹿島田と久地は築年数の若返りが主要因とみられ、事例を個々にみると必ずしも値上がりしていない。鹿島田では、前年まで流通していたバブル期のワンルーム事例が今回はなかった。
平間と西国立では、流通の中心が築浅に移行すると共に、価格は横ばい推移している事例が多い。平間では、前年まで多数見られた築30年以上の団地事例が減り、代わって90年代後半に供給された駅近のファミリー物件が増えた。
武蔵中原でも、築15年未満の事例が大半を占める。ただ、駅全体の事例数が前年比で半減し、49件に。その中で築浅事例の数も減ったため、平均築年数が進んだ形だ。上昇事例の上げ幅は全体的にそれほど大きくないが、中には坪単価が前年比20万円以上値上がりしたケースもある。武蔵中原(神奈川県川崎市)
新築一巡、売り不足
地元の売買仲介業者の話では、「昨年まで取引の7割をマンションが占めていたが、今年は戸建てとの割合が逆転している」とのこと。これまで、新築マンションへの住み替えに伴い売りに出されていた中古物件が、新築ラッシュが一巡したことで不足しているためだという。
別の業者は「(取引状況は)好調とは言えない」としたうえで、「昨年の話だが、駅から徒歩10分圏内の物件でなかなか売れず、賃貸に回した例もある」と話す。ただ、3月に隣駅の武蔵小杉で横須賀線・湘南新宿ラインの乗り入れが始まり利便性が高まったことで、武蔵中原周辺でも価格上昇の兆しが見え始めているようだ。マンション開発の計画もあるという。
賃貸市況は、単身者の需要が大幅に落ち込んでいる模様。駅から徒歩3分の立地に全戸1Kのアパートが完成したものの、繁忙期を過ぎた現在半数以上が決まっていないとの声もあった。その一方で、2人暮らしが可能な1LDKの物件は駅から離れているにもかかわらず、即満室になったという。需要と供給のギャップもあるようだ。













