山万 ユーカリが丘 ペット共生でモデル住戸 マンション専属のトレーナーも
住宅新報 2010年4月20日 号 4面
山万(本社・東京都中央区)が開発・管理するユーカリが丘ニュータウン(千葉県佐倉市)で、ペット共生の取り組みに力を入れている。マンションの1室を、ペット共生住宅のモデル住戸「いぬ大好きルーム」として開放。また、4月からは市内のドッグトレーナーと提携し、09年に分譲を開始したマンション「ビオ・ウイング」の専属トレーナーとして配備するなど、ソフト面のサポート体制も充実させた。
同タウンでは、15年ほど前からペット飼育を可とする分譲マンションの供給を開始した。同社によると、新築購入時のペット飼育世帯数は5%程度。しかし数年後に飼い始める居住者が多く、現在は飼育世帯の割合が全世帯の3割を超えるマンションもあるという。子どもが独立し、夫婦2人となったタイミングで飼育を始めるケースが目立ち、ペットとの共生を考慮したリフォーム事例も増加している。
こうした状況を受け、同社はペット関連のイベントや店舗情報を発信するウェブサイトを09年1月に開設。サイトを軸として、飼い主や地元のトレーナー、動物病院などの間で交流が盛んになり、ペットとの暮らし方を提案するモデルルーム構想がふくらんだ。こうして2月にオープンした「いぬ大好きルーム」では、ペットがかじりにくいよう足部分が鉄で作られたテーブルなど、多数のアイテムを紹介している。
一方で、ペットに起因する住民間のトラブルを防ぐには、まずしつけを徹底し他住戸に配慮する姿勢が欠かせない。そこで、初心者の飼い主でもより適切なしつけが行えるよう、4月からマンション専属のトレーナーを配備。飼育にまつわる相談があれば、サイトか同社経由でトレーナーにコンタクトを取り、アドバイスを受けることができる仕組みとした。同社街づくり推進室の細川大介氏は、「例えば、犬は目に見える範囲すべてを縄張りとして認識する。そのため人や車の往来が激しい通りに面している住戸では、ベランダの下部に目隠しすることもムダ吠(ぼ)え対策として有効。こうした専門知識に基づくプロの指導を、しつけに生かすことができる」と話す。モデルルームでも、トレーナーが講師を務める無料のしつけ教室を定期的に開催していくという。
同社は今後、新規に供給するマンションのほか、戸建てエリアでも街区ごとに専属トレーナーを設置していく考えだ。ハード、ソフトの両面でペットとの快適な共生スタイルを提案していく、としている。













