地域マネジメント学会 現場から論文 マンション管理の方向性--「マネジメント重要に」
住宅新報 2009年1月20日 号 5面
分譲マンションの普及後、「建物維持管理」の概念が大きく変化している。
「維持管理=清掃・設備運転・警備等作業請負」の概念が変化し始めたのは、分譲マンションの普及が拡大し、管理会社が誕生した昭和40年代半ばだった。第1次オイルショック後には、「管理費は管理会社の取り分(管理請負費)、修繕積立金は管理組合に帰属」という考えによる戸別管理費総額=管理請負費の図式も崩れ、管理費も積立金も預り金として収支状況を定期的に報告すべきとする管理会社が出てきた。
1979(昭和54)年設立の社団法人高層住宅管理業協会は、建設大臣諮問機関である住宅宅地審議会に協力し、マンション管理に関する考え方や対処方法を統一・標準化する作業を行い、82年の建設省通達「中高層共同住宅標準管理規約」と「中高層共同住宅標準管理委託契約書」として成果を見た。これらは従来の「管理=清掃等作業請負」的概念だった管理会社に大きな転換を迫るもので、「マンション管理はビル管理と違う」と初めて感じた管理会社が大部分であっただろうと思われる。













