マンション建て替え 難事業に新局面 地域活性化の期待担う 多摩NT「諏訪2丁目に注目」
住宅新報 2010年4月13日 号 1面
分譲マンションの建て替えが再び注目を集めている。東京都多摩市の多摩ニュータウン「諏訪2丁目住宅」(総戸数640戸)の管理組合が3月28日に建て替えを決議、事業化へ向けて動き出したことも業界に衝撃を与えた。全国で最大規模の一括建て替えとなる。かつてのニュータウンも建物と住む人の高齢化が同時に進んでいる。諏訪の事例は、「街やコミュニティの再生・復活」事業としても重要な意義を持つ。地域活性化への期待は大きく、ディベロッパー側が担う役割も新たな局面を迎えつつある。
分譲マンションの建て替え事業は数ある不動産事業の中でも「最も難しい、リスクの大きい事業」といわれる。建て替えプランと費用捻出のための方策を提案し、管理組合の合意形成を促す。当然、反対者は出る。容積率の余裕があり、余剰床を分譲することで事業資金捻出が可能だとしても順調にいくとは限らない。
事業具体化のためには長い時間がかかり、不動産市況の波も受けやすい。当初の提案から条件が大きく変化することもあるし、場合によっては振り出しに戻ることもある。多くのディベロッパーはそうした苦い経験を積んでいるのがこの事業だ。













