データで見る消費マインド(5) リノベ「魅力的」8割超に 自分らしさを表現
住宅新報 2010年4月6日 号 11面
ここ数年、テレビや雑誌などメディアでの露出も増えたリノベーション。「自分らしさ」が重視される今では、実際に「中古を買ってリノベーションしよう」と考えている人はどのくらいいるのだろうか?SUUMO編集部が関東在住の住み替え検討者を対象にインターネット上でアンケートを取って見たところ、興味深いカスタマー像が見えてきた。
住み替えの際は「ぜったい新築」と答えたのが21.5%だったのに対し、「できれば新築」(51.6%)、「どちらでもよい」(20.1%)を合わせると70%を超える。「できれば新築がいいけど、新築でなくてもかまわない」と考えている人が多いのだ。また、「中古住宅+リノベーション」についても、「非常に魅力的だと思う」(25.5%)、「まぁ魅力的だと思う」(57.1%)と、リノベーションを前向きに捉えている人が8割を超えていた。
では、「中古住宅+リノベーション」のどこに魅力を感じているのか。70%以上の人が「魅力的だと思う」と答えた項目には、「分譲住宅と違って設計の自由度が高く、自分らしさが表現できる」、「日当たりや周辺環境、近隣住民の様子を確認できる」、「新規物件が売り出されないエリアや立地の住宅が得られる」、「建物をスケルトンにすることで、通常では見えない部分の不具合を発見できる」、「ほとんどの場合、新築よりもローコストで仕上げることができる」などがあった。中でも、「自由度の高さ」と「ローコスト」については、80%以上が「魅力的だと思う」と答えており、ローコストで自分らしい空間づくりを実現するための手段として、「中古+リノベーション」が考えられていることがわかった。
コストの面で、具体的にどのぐらい安ければ中古を選ぶのかは気になるところだろう。そこで、「どのぐらい安いとお得感を感じますか?」と聞いたところ、28%の人が「30%台」と回答。新築で3000万円クラスの物件が2000万円以下、6000万円クラスなら4000万円以下で買えれば「中古のお得感」を十分に感じられるようである。
このように、コストの面で魅力を感じている人が多いリノベーションだが、「不安に思うことはありますか?」と聞くと、ここでもコストに関する答えが多く寄せられた。例えば、「全面改修するなら、新築のほうが安上がりなのでは?」、「物件を選ぶ段階では、どの程度のリノベーション費用がかかるかわからない」、「工事中に不具合が見つかったら、追加工事で予算オーバーしそう」などだ。
物件選びの段階からリノベーションについての要望を聞き、出来る限り具体的な金額やプラン提示、アドバイスをすることで、「中古住宅+リノベーション」という選択がよりカスタマーが決断しやすくなるのではと思われる。
(リクルートSUUMO編集長・西村里香)













