トップインタビュー 常日頃(35) スタイルアンドデコ社長 谷島 香奈子氏
住宅新報 2010年4月6日 号 9面
中古マンションをリノベーションして、理想の生活空間を楽しみたい人たち向けのサイト「エコデコ」を2年前に立ち上げた。あっという間に相談者が増えたという。物件購入から内装の設計・施工の手配まで、ワンストップでサポートしている。中古+リノベーション
「自分らしさ」を演出
--どうしてそんなに増えたと思いますか。
「ここ2年ぐらいのホントに急激な動きだと思います。30歳代のお客様が多いのですが、予算も3000万-4000万円と普通の人たちです。そういう人たちが都心で理想に近い住まいを持とうとすると、中古を買ってリフォームという方法しかないのではという気もします」
--少し上の世代までは通勤1時間半までは我慢するなど、住まいに生活を合わせていました。
「本当は逆ですよね。自分らしさを表現できる住まいを今の若い人たちは求めています。生活の質にもこだわりがあって、無理な住宅ローンは組みませんね」
--リノベーションで中古住宅を自分の好みのスタイルに変えられるという発想自体が昔はなかった。
「そうだと思います。実はリノベーションという言葉を知っている人が2年前にはほとんどいなくて、『デザイナーズ・リフォーム』という表現にしようと思ったぐらいですから」
--ご自身も住まいをそうして手に入れたとか。
「渋谷で築39年のマンションを2500万円で購入し、内装に800万円かけました。好きな家具を買って置いたら、すっかりイメージ通りの住まいに変身しました。新築なら7000万円はすると思います」
「都心で自転車生活をするのが夢だったので、休日は、おしゃれな街やお店めぐりを楽しんでいます」
--秀和レジデンスだそうですね。
「あの独特の雰囲気が好きなんです。昔の古いマンションの方が趣がありますよね」
「公団や公社の古い団地もいいですよ。共用施設は充実しているし、緑のオープンスペースも広い。それでも価格が安いのでリノベーション費用に多く回せます」
--サイトには団地マニアのためのコーナーもありますね。
「『団地』を人気ブランドにしようかと」(笑)
--顧客に喜んでもらうためのポイントは。
「住宅ローンの審査が厳しくなっているので、お客さまに合った銀行の紹介には力を入れてます。リノベーション費用も含めて、融資してくれるように交渉するのが大変です」
--リフォーム費用を金利の低い住宅ローンの中に含めてしまうということですね。
「そうです。銀行は限られますが、工事の見積書を提出することで融資してもらえる銀行があります」
--ところで独立した動機は何ですか。
「社長という立場なら結婚や出産後も自由なスタイルで働けますから」
(聞き手・本多
信博)<会社概要>
〈会社概要〉所在地=東京都港区南青山1-2-6ラティス青山403電話=03(5410)1090設立=06年10月「EcoDeko」サイトで集客中













