住まいと空気(1) マイナスイオンで健康『増進』 ウスイホーム(神奈川県横須賀市)
住宅新報 2009年1月20日 号 3面
ウスイホーム(神奈川県横須賀市)は、住む人を健康にする住宅づくりに取り組んでいる。家の中の空気環境に注目。建築建材にできるかぎり天然無垢材を使うとともに、炭を敷地や基礎に使った方法で室内をマイナスイオン環境に保つ。
マイナスイオンは、空気の澄んだ森林や滝の周辺に多く存在する抗酸化物質の1つ。空気中の有害物質などから体を守る効果があるほか、動植物の発育を旺盛にする作用もあるという。
敷地の地中に「癒しろ炭」を埋設し、基礎コンクリートの中には特殊加工した微粉炭を混入し、マイナスイオンの多い環境をつくる。更に、動植物のプランクトン化石と海洋成分ミネラル天然素材を液状化した「SODリキッド」を室内にスプレーする。この3つの技術を使った住宅が健康『増進』住宅だ。コストアップ分は80万円程度という。同社が設立からかかわり、工務店などをメンバーとする「いやし健康増進住宅研究会」で取り組んできた。
きっかけは5年半ほど前に、基礎のコンクリートに微粉炭を使うなどの方法で建てられた建物を見学したこと。「コンクリートの建物なのに、入ったときに清々しさを感じた」(ウスイホーム・萩原隆次建設部設計積算課長)という。そこで当時、自然素材の家を建てたいと希望していた顧客の家に応用した。すると、「よく眠れるようになった」「今まで、体調が悪く寝込むことが多かったのに元気になった」といった声が返ってきたという。
今では、同社の顧客の約8-9割がこの方法を採用して家を建てている。ただ家づくりをする上で、顧客が優先するのは設備などで、空気環境への意識はまだ弱い。最初から空気環境を上位に挙げる人はほとんどいないという。
荻原氏は今後について、「地域の工務店だからこそ、地元に貢献していきたい。この工法は差別化にもなる。より多くの人の健康増進につながる家を提供していきたい」としている。
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本当に求められる住まいとは何かを考える上で、家の中の空気環境はキーワードになりそうだ。健康を促進する住宅づくりに取り組む工務店などを紹介する。
(井川
弘子)













