東京23区マンション着工 じわり、回復基調に 低調な中にも減少率逓減
住宅新報 2010年3月9日 号 8面
国土交通省の調査によると、10年1月の東京23区のマンション着工戸数は1950戸。前年同月(以下、前年)を23.4%下回ったものの、前月比(09年12月=前年比46.9%減)だと23.5ポイント上回った。また、09年8月-11月(8月=68.5%減、9月=68.0%減、10月=65.3%減、11月=61.7%減)との比較では大幅な回復を示している。史上空前の落ち込みが続いていたマンション着工戸数だが、市場の回復基調が見て取れる。
東京23区では、09年1月に7カ月ぶりの対前年比減(9.6%減)を記録してから大きな低迷期に入った。その大きな要因が「事業資金不足」「建築費の高騰」「経済環境の不透明さ」の重なりだったが、ここにきてこれらに改善傾向が見られるため、各社とも着工しやすい環境に入りつつあるといえる。
事業資金不足は特に中堅ディベロッパーの間で問題となっているが、金融機関の融資姿勢に若干の改善が見られること、また、金融機関を頼らない事業資金確保のスキームを構築したディベロッパーも出てきた影響は大きい。













