森田博子--キッチン・収納 現場の『すご腕』 第6回 分散収納と集中収納 必要の限度で仕分け
住宅新報 2010年1月19日 号 11面
「収納って、なんでしょうか?」。私は、収納は文化だと思っています。「捨てる」「捨てないで取っておく」。この分岐点こそ、自分の価値観の表現ではないでしょうか。「モノより思い出」と、割り切ることも大切です。一方、モノへのこだわりこそ、日常生活の継続です。私は、収納スペースにはそれぞれの家庭の歴史や記録が残されていると思っています。
近年の傾向としてマンションなどは大型収納スペースを確保する傾向にあります。間違ってはいませんが、そこに落とし穴があります。収納スペースを過信するあまり、なんでも放り込んでしまう。必要な時に、どこにあるのか、探し出すのに一苦労します。
私は、必要の頻度にあわせて集中収納と分散収納を分けることを勧めています。分散収納は、日常生活に欠かせない食器やナベ類、調理道具などは目の届く、手の届く範囲にしまっておくことが望ましいのです。













