住まい・暮らし・アングル 光る再生の技 マンション一室が大変身
住宅新報 2010年1月12日 号 14面
天然の『木と土』で
マスタープラン
マスタープラン建築設計事務所(兵庫県西宮市)によるリノベーション案件が、東京・世田谷区で進行中だ(2、4面に関連)。国産の無垢(むく)材を用いるほか、壁を珪藻土で仕上げる内容。糊料として天然の海藻「ツノマタ」を配合した珪藻土を使用するなど、素材にもこだわっている。
塗り壁を施工するのは、職歴20年の左官職人だ。施工を見学した物件所有者らを前に、素人では真似できないプロの技を披露。その仕上がりに、所有者夫婦の間では新居への期待が一層膨らんだようだ。
柱や床材に使うのは国産のスギ材。同社の小谷和也代表は、「細かい仕口など、大工職人の技術力は本当にすごい。リノベーションに木を使うことで、大工仕事が増える」と、木のマンションリノベーションの意義を話す。賢い都心暮らし提案
ブルースタジオ
築30年のマンション「飯倉ヒルズ」(東京都港区麻布台、鉄骨鉄筋コンクリート造13階建て)の3階の一室をブルースタジオ(東京都中野区)がリノベーションし、このほど販売を開始した。再生に当たっては、都心の立地を考慮し、住居・オフィス・セカンドハウスなど、多様な活用ができるよう、自在にレイアウトを変えられるようにした。
内装には、無垢のオーク材を使用したヘリンボーン張りの床、ピアノのような黒い光沢があるオリジナルデザインキッチン、コンクリートの壁などを採用、それぞれの素材を調和させ、シンプルで高級感のある空間を構築した。
性能面では、給排水管などのインフラの検査を行い、2年以上の一定期間の保証を付け、住宅履歴情報を管理してある物件として、リノベーション住宅推進協議会の基準を満たす「優良リノベーション住宅(I型)」とした。
設計を担当した石井健・執行役員制作グループジェネラルマネジャーは「必要以上に豪勢なグレード感はいらないが、ペラペラで紋切型の住宅では満足できない。そうした意識を持つ人が楽しみながら、賢い住まい方をできる」と話した。
交通は、六本木、六本木一丁目、麻布十番の各駅徒歩10分、神谷町駅徒歩8分。
専有面積は約65平米、間取りは1LDK。販売価格は5780万円。売主はジャパンマーケティング(関康宏社長)、販売仲介をブルースタジオが手掛ける。













