注目集まる『空気触媒』 除菌・消臭でニーズつかむ
住宅新報 2010年1月12日 号 4面
住まいのにおいや汚れの問題を解決したいというニーズは根強い。インフルエンザの流行も、空気環境に対する関心をますます高めている。その中で、業界や消費者の注目を集めているのが「空気触媒」。住宅にとどまらず、様々な場面で施工事例が増えている。シックハウス問題、根深く
大阪市北区のニチリンケミカルが、シックハウス対策を目的として8年前に開発した商品「セルフィール」。土壌に含まれる天然ミネラルからできた無色無臭の液体で、住宅の壁や床などに専用機材で噴霧施工する。空気中の水と酸素を利用し、シックハウス症候群の原因の1つとされるホルムアルデヒドなど有害物質を分解する仕組み。除菌や消臭、防カビにも効果を発揮する。空気に触れると分解反応が起こるため、光の届きにくい室内や夜間でも機能し続ける点が、『空気』触媒の所以だ。
施工料金は1平米当たり2500円。販売の総代理店を務める日弘ヒーティング(北海道札幌市、高橋伸英社長)では既に1000件以上を施工し、新築マンション購入時のオプションとしても導入されるなど着実に認知度を高めてきた。このほか、病院や駅のトイレ、電車車内など公共の場でも採用されている。同社の大竹幸生氏は、「最近は清潔志向の高まりから受注が増えている。カビに関する相談が多く、結露が発生しやすい地下室の普及なども背景にあるようだ」と話す。













