コスモス×東大 産学協同研究「ココラボ」 「脱・nLDK」で住まい手目線を反映
住宅新報 2010年1月5日 号 12面
コスモスイニシアはこのほど、09年6月から東京大学・難波研究室(難波和彦教授)と協同で進めていた研究プロジェクト「ココラボ」の研究発表会を同社セミナールームで開催した。
ココラボは、同社が大学の建築系研究室と一般ユーザーとのパイプ役となり、今後の共同住宅の在り方について研究を重ねる試み。今回が4回目で、東大・難波研究室(東京大学大学院工学研究科建築学専攻)とは07年からコラボ。今回のテーマである「脱・n+LDK」のプランを具現化するため、一般ユーザーとの座談会や見学会など様々なアプローチから研究を重ねた。
発表会では、「ライフスタイルは多様化しており、家の中での行為が住まい(間取り=n+LDK)に規定されるべきではなく、住まい手の立場に立った空間が作り上げられるべき」といったスタンスで取り組んできた内容を発表。(1)暮らしの中の行為を挙げていく(2)限られた空間の中で行為と行為のつながりを考える(3)行為と行為のつながりから住みやすい家を考えるといったステップで「土間空間の活用」「外部に接続する水回り」「可動壁の活用」「バルコニーにつながる個室」「複数のアプローチ」「内部(室内)化したベランダ」「隠せるキッチン」など複数のアイテムを挙げ、数種類のプロトタイプ住宅を作り出した(http://www.cocolabo.jp/を参照)。
ココラボのチームリーダーである黒田真悠さん(修士1年)は、「一般消費者や実際の住宅を設計するコスモスイニシアの社員の方々と接することができ、とても勉強になった。魅力的なプランニングのためには、パターンを組み合わせるだけでなく、掛け合わせる必要性についても考えさせられた」と話した。
発表を聞いたコスモスイニシアの高木嘉幸社長は、「このようなアクションから斬新な間取り、プランは生み出される。魅力ある住宅を供給する会社として、先々を考えた活動の必要性を改めて感じた」と感想を述べた。













