知って得する建物の豆知識(27) 木造軸組構造 筋交いが肝心
住宅新報 2010年1月5日 号 4面
吉野ヶ里遺跡など前1世紀後半・弥生時代の住居跡では、地面に深さ1メートル程度の穴を掘り、その周囲に掘った土で土手状の壁を築造し、そこに4本の掘立柱(ほったてばしら)を建て、柱の上を横材で繋ぎ、その横材に立てかけるように斜めに側柱を配して屋根を葺いたものを多く目にすることができます。床すら張っていない、この掘立柱建築が日本の住居の原型と言われています。
三角形の棒を寝かしたような形状で、長い面は長方形を斜めにしたようになり、短い面は三角形が垂直に立ったような形状です。その時代は狩猟や耕作は男性の役目であり、獲物や農産物を住居に運び込むためには長い平らな面に大きな出入り口を設ける必要があり、ここを「平入り」と呼ぶようになりました。
一方、三角形側の小さな出入り口は女性が使うようになり、ここを「妻入り」と呼んだわけです。これが転じて、妻型に切り取った部位を持つ屋根の形式を「切り妻屋根」と呼ぶようになったのです。













