お得な『ワケあり』物件紹介 HP制作会社ディープ「戸建て見切り品」開設
住宅新報 2009年12月22日 号 4面
不動産会社専門のウェブサイト制作会社ディープ(東京都港区)が、デメリットのある首都圏の売買物件を紹介するサイト「戸建て見切り品」の運用を開始した。
「再建築不可」「裏が工場」など、何らかの問題点を抱える物件を掲載する。デメリットがある分、相場より割安に価格設定される点が魅力だ。
一般的な不動産情報サイトでは、物件のデメリットを載せないのが通例。だが同社の斉藤裕加氏は、「世間では低価格商品がヒットしている。『安ければデメリットは気にならない』というニーズは、住宅分野でも確実にある」と指摘。むしろ、人によってはデメリットが魅力にもなるという。
例えば、横須賀市汐入町の戸建て物件。価格は1150万円で、『見切り理由』は「階段120段」だ。山の上に建っているため、玄関まで階段が120段もある。帰宅する度に息切れするかもしれないが、現在居住中の売主いわく「日当たりは最高。周囲を気にせず洗濯物を干せる。犬と山を散歩し、のびのび遊ばせています」。斉藤氏は、「若い世代や大型犬を飼っている人にお勧め」と話す。
こうした物件の魅力を引き出すため、サイトの見せ方にもこだわった。物件紹介文にはあえて一人称を用い、ブログ形式で記述。20-30枚の写真を交え、現地を取材した社員の視点でまとめている。ユーザーの閲覧時間を調べると、一般的な不動産情報サイトと比較して3倍ほど長いという。
「住宅価格が高すぎて買えない、と嘆くサラリーマンを応援」するのがサイトのコンセプト。掲載物件は随時募集中だ。













