福田郁雄の「稼げるコンスタントになる方法」 第26回 面子を考慮する
住宅新報 2009年12月15日 号 8面
コンサルタントはロジカルに数値で判断すると思われがちですが、実際の現場ではそうでもありません。何故なら、意思決定をする依頼主の意思決定基準がすべてロジカルではないからです。女性にありがちなのが、好き嫌い。男性にありがちなのが面子や大義名分です。とりわけ男性の面子や大義名分には配慮が必要です。
男性は肩書き社会に生きています。男性にとって肩書きは命の次に大事なもので、肩書きを間違えただけで男性のプライドを傷つけたり、信用をなくすことをどうも女性は理解できないようです。女性は肩書きよりむしろ待遇を良くしろと要求し、男性は肩書きさえ上がれば待遇を要求しないこともあります。男性は実よりも面子や大義名分を優先することがしばしば見受けられ、経済合理性に基づく判断とはならないことがあるのです。連立政権の意思決定プロセスを見ていてもそのように感じるのではないでしょうか。
資産家も同じです。地主・名家・名門と言った立場を大切にします。何代目の名家としてその地域に恥じない立居振る舞いをしなければなりません。土地を簡単に手放すことや、貧相な賃貸住宅を建てること、街の景観を壊すような汚れたコンテナなどを設置することなどはご法度です。地域の方々から尊敬され続けなければなりません。それでなくとも、資産家に対しては理不尽なやっかみが多いのだから注意して事をおこさねばなりません。













