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スタンダード会員限定ストック社会を『拓く』 長期優良住宅先導的モデル事業(24) 09年第2回長期優良住宅先導的モデル事業(その4) 維持管理・流通等システム整備 既存提案、業界に浸透

住宅新報 2009年12月1日 号 14面

 建築研究所がこのほど公表した09(平成21)年度第2回長期優良住宅先導的モデル事業の評価結果によると、「維持管理・流通等のシステムの整備」部門への応募は27件。景気低迷による住宅・不動産市場の悪化の影響などを受け、他部門の提案数が軒並み減少するなか、同分野では前回(09年度第1回)を5件上回った。このうち前回と同様の6件がモデル事業として採択された。

 建築研究所の評価委員会・総評によると、「新規性のある提案はあまり無かったものの、過去の提案内容が普及していることが読み取れる、着実な提案が見られた」としている。

 提案の傾向としては、「住宅履歴情報システムの整備蓄積に関する提案」が最も多く、対象については「新築」に加え、「既存住宅改修」「賃貸住宅」「地盤情報」などに拡大している。また、既存住宅の流通等に寄与する提案としては、住まい手などへの情報提供の取り組みのほか、人材育成の仕組みを加えた提案も見られたという。

 また、建売・分譲事業者の団体、賃貸住宅管理事業者の団体など、過去の募集では提案が見られなかった分野の主体から、維持・管理の質の向上や流通促進を目指す提案がみられた。

 評価委員会では、こうした新たな主体による特性を生かした提案は、住宅市場を住宅の長寿命化の方向へ転換する可能性を持つものと評価しており、「今後も積極的な取り組みを期待したい」としている。

 同部門における審査のポイントは▽提案内容の確からしさ▽業務プロセスの具体性▽実行可能性▽社会全体への普及性▽波及性--。また、コンセプト全体のバランスを重視したとしている。

 また、長期優良住宅先導的モデル事業を通じ、これまで同部門での提案内容が住宅建設・不動産業界に浸透しつつあると考えられるとみており、この部門が普及促進段階に入ったものとしている。

 同部門では、「新たなマーケット開拓」も視野に入れており、その起爆剤となる提案を求めているところだという。

 提案するシステム技術に関しては、その意義が認められる一方で、同技術を住宅の維持・管理や流通にどのように活用していくかなどといった展開がないため、評価に至らないものもあったという。

 こうした提案については新たなマーケットを開拓することを志向する主体との連携を通じて、具体的な活用の方向性のある取り組みが行われることを期待したいとしている。09年度第2回長期優良住宅先導的モデル事業(その(4))維持管理・流通等のシステムの整備】◎日住協

 戸建住宅の維持管理を支援する仕組み構築事業(社団法人日本住宅建設産業協会)◎リノベ不動産の情報広場(いい住宅研究会)◎スムストック査定システムの構築(優良ストック住宅推進協議会)◎賃貸住宅補修履歴データベースシステム構築事業(財団法人日本賃貸住宅管理協会)◎維持管理サービスと連携し新築住宅を対象とした総合的住宅履歴情報サービスシステムの構築(Smile住宅安心ネットワーク(NPO法人愛ホームサークル))◎優良イノベーション(Im型)長期優良システム(一般社団法人リノベーション住宅推進協議会)

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