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スタンダード会員限定女性パワーで売上UP 田原祐子 (14)

住宅新報 2009年11月3日 号 7面

活躍する前提として--

 女性は『男社会』の理解を

 女性活躍推進事業を成功させるには、予め「ビジョンや目的、ゴール」を定めなくてはならないことは、これまでにもお伝えしてきました。その理由は、ゴールイメージが明確になれば、男性と女性が「相対する」立ち位置から、1つのゴールに向かって、「同じ方向を向く」という立ち位置に変わるためです。同じ目的を掲げれば、男性・女性という性差を超えて協力するための、社内『協力体制構築』が整っていくものです。お互い認め合う

 男性と女性が、「やっぱり女は…」「だから男は…」と、お互いのアラを探し指摘し合うのではなく、双方がお互いの素晴らしいところを認め合い、自分とは「異なる」部分を、「違い」や「良し悪し」ではなく、「個性」として認め、不足している部分を補完し合うこと。自分にはない強みを引き出し、それが売り上げに結びついて初めて、女性活用は成功に近づくのです。

 さて、これまで、男性に対して女性(のお客さまやスタッフ)の特徴をお伝えしてきましたので、今回は、女性たちのために「男性社会を理解するポイント」をお話ししましょう。理不尽でも従う

 私はいつも、企業を『船』、そこで働く人々を『船員』になぞらえて、組織での考え方や立ち振る舞い方をご説明しています。船は、収益を上げるという使命のもと、目的地に向けて航海しています。目的地に無事に到着するためには、船長の指揮命令に従い、自分の役割を確実に果たさなくてはなりません。たとえ理不尽な命令でも、船が無事到着するためなら、従わなくてはなりません。協力せねば、船はいつ沈むとも限りません。長く厳しい航海の途中で、個人的な感情で船長に歯向い勝手な行動をしていては、船は進まないばかりか、航海を妨げる船員は、余分な荷重(お荷物)になります。「個人的な満足感」や「好き嫌い」ではなく、船が順調かつスムーズに進むために、船員は「どう考え、どう行動すべきか」を、船を中心に考えなくてはならないのです。

 これが、組織人としての思考のあり方です。また、こうした組織論は、女性たちだけでなく、若い世代の男性たちにも知っておいて欲しいことでもあります。

 思えば、今の日本があるのは、高度成長期に男性たちが身を粉にして働いたお陰です。個人的な感情を押し殺し、使命感に燃え、会社の歯車として自分の役割を果たし、「辞めたい」という弱音を吐かず働いてきた男性たちには、感謝の念に堪えません。

 男性、女性ともに、お互いに認め合い、補完し合い、歩み寄って、ゴールに向かい目的を達成すること。これが、女性活用を成功に導くための、重要かつ必須条件です。

 次号では、女性活用成効のポイントである、「女性活用を営業に直結させる施策」について指摘します。

 (たはら・ゆうこ=ベーシック代表取締役)

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