受けたい介護サービスは 女性「配偶者より外部」 男女の意識差明確に オリックス・リビング調べ
住宅新報 2009年11月24日 号 17面
有料老人ホームや高齢者住宅を運営するオリックス・リビング(東京都港区、森川悦明社長)はこのほど、全国の40代以上の男女1238人(男性649人、女性589人)に対し、昨年に引き続き「介護に関する意識調査」を実施した。それによると、自分が希望する介護形態などについて、介護観の男女差が明確に表れた。
「家族の介護に対して不安を感じる」と回答した人は93%。男性では「費用面」、女性は「精神的・体力的な不安」が大きな要素となった。
「自分の介護」については90%が不安と回答し、男性(88%)よりも女性(93%)の方が高くなった。女性の方が、男性に比べ平均寿命が長いことが要因と見られる。
自分を含める家族が「介護経験有り」と回答したうち、男性の20.1%、女性の47.5%が介護をおこなっていて、介護が女性中心で行われている様子が窺えた。
被介護者は、自身の両親が55.2%、配偶者の両親が27.6%となり、介護期間は1年以上3年未満が33.4%と最も多く、次いで3年以上6年未満が25.4%となっている。
自身が受けたい介護サービスは、「自宅で外部の介護サービス」を希望する割合は低く、過半数が有料老人ホームなどの介護施設を希望している。
また、女性は「有料老人ホーム」、男性は「自宅にて配偶者の介護」が受けたい介護サービスのトップとなった。
女性は、自宅で介護を受ける場合にも「配偶者」よりも「外部の介護サービス」を望んでいる人が多く、介護を受ける際に、男女間では配偶者に求める役割に大きな意識差があることが明確となった。
一方、家族を介護する場合に利用したいサービスとしては、訪問介護サービス、特別養護老人ホーム、老人保健施設、配食サービス、有料老人ホーム、ネットスーパーの順。特にネットスーパーは、昨年に比べ大きく伸びた。
有料老人ホームに対するイメージは「入居金が高そう」(79.5%)が最も多く、次いで「設備が整っている」(44.4%)、「必要なもの」(38.9%)の順となった。
男性は「必要なもの」(42.2%)というイメージを持つ一方、「さびしい」(23.9%)「姥捨て山」(18.6%)というネガティブなイメージも強く持ち、女性は、「設備が整っている」(51.4%)ほか、「サービスの種類が豊富」(29.4%)「安心感がある」(26.2%)など、ポジティブなイメージを持っていることが分かった。













