ストック社会を『拓く』 長期優良住宅先導的モデル事業(22) 09年第2回「モデル事業」(住宅の新築)
住宅新報 2009年11月17日 号 16面
建築研究所が11月5日に公表した09(平成21)年度第2回長期優良住宅先導的モデル事業の評価結果によると、住宅の新築部門は134件(戸建て住宅は131件。共同住宅3件)。
今回採択された38件のうち、住宅の新築部門は24件。
審査委員会の総評によると、住宅の新築・戸建てについては、「住宅長寿命化に対する取り組み全般の評価と共に、長期優良住宅普及促進法(09年6月施行)に基づく認定基準にはない設計上の工夫や体制整備、新たな取り組みを評価した」としている。
一方で、長期優良住宅普及促進法施行によって、かえって提案内容が認定基準の充実などに偏る方向性が出てきており、内容の広がりがみられなくなったという指摘があった。
住宅の新築のうち、「木造等循環型社会形成分野」(採択数14件)では、「循環型社会の構築」や「地域材の活用による地域に根差した住宅建築」という視点が重要視されると同時に、設計者や工務店間のネットワーク形成につながる活動にも期待したいとしている。
「維持管理流通強化分野」(採択数5件)については、新規性は無いものの、過去にモデル事業で採択された、住宅履歴情報の整備・保管の仕組み、修繕積立金や金融機関との連携などといった内容が、より具体化され、実現性の高い提案になってきているとしている。
「まちなみ・住環境分野」(採択数1件)では、団地内のまちづくりへの配慮が行き届いている一方、団地周辺との調和についての配慮がなされていない提案も目につき、より「広がり」を持った視点が望まれる。
「自由課題」(採択数4件)は、省エネ、環境配慮に視点を置いたものが多かったとしており、要素技術自体が先導的でなくても、その組み合わせやシステムに革新性のある提案などで高い評価となった。
なお、新築部門の共同住宅(提案数3件)については今回は採択に至らず、審査委員会から、今後への期待感が添えられた。09年度第2回長期優良住宅先導的モデル事業(その(2))【住宅の新築(戸建)】◎全建連・地域木造優良(ちきゆう)住宅先導システム国産材モデル09提案(一般社団法人工務店サポートセンター)◎九州の木材流通産直システム(森林認証の住まい)(熊本の杉・天然乾燥研究会)◎『住まい上手』を育むコンシェルジュ・システム(東日本ハウス株式会社)◎「無印良品の家」によるセルフビルドシステムの提案(ムジ・ネット株式会社)◎雨に濡らさないことから始まる長期優良住宅プロジェクト(FPの家
さいたま工務店の会)◎トステムSW安心サポートパック(トステム株式会社)◎テクノストラクチャー長期優良住宅リレーシステム
-強い構造体「いえかるて」で、長く大切に住み継ぐために。テクノストラクチャー戸建賃貸リレーシステム
-良質な賃貸住宅を、長く大切に住み継ぐために。-(パナソニック電工株式会社)◎住み継がれていく愛着-ソフトとハードのトータルバランス-(アルスホーム株式会社)◎H&Hサスティナブルシステム(株式会社土屋ホーム)◎フィアスホーム長期優良住宅先導的コンセプトモデル(株式会社トステム住宅研究所フィアスホームカンパニ-)◎ダブル型枠断熱のRC住宅・長寿命省エネモデル(RCエコの家推進協議会)◎命と財産を守る家「NewWPC」(百年住宅株式会社)
(つづく)













