「5本の樹」計画 スタートから8年 『庭』で資産価値アップ 積水ハウス
住宅新報 2009年11月10日 号 13面
積水ハウスは、在来樹種を中心とした庭づくりの提案「5本の樹」計画を推進している。住宅購入者に対し、庭を生態系の一部と考え、鳥や蝶が喜ぶ樹を選び植栽してもらう。スタートから8年。08年度は、年間植栽量85万本の5割強を「5本の樹」の考えに基づいた樹種が占めた。経年によって緑が成熟した分譲地では、住宅の価値が下がらなかった例もあるという。近く、緑化による資産価値の違いを調べる予定だ。10年には名古屋で生物多様性に関する国際会議が開かれる。生物多様性に対する企業の取り組みとしても注目が高まっている。
「5本の樹」計画は、地域の在来樹種を庭に植えることで鳥や虫を呼び、生態系、生物多様性の保全を目指す。「3本は鳥のために、2本は蝶のために」という思いから「5本の樹」と名付けた。
それまでの虫を駆除して景観を保つ庭づくりの考え方とは正反対の発想。住宅メーカーとして「生き物が来る庭を介して、子どもの情操教育や家族のコミュニケーション、資産価値維持といった新しい価値観を提供したい」(佐々木正顕環境推進部部長)と考えた。













