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スタンダード会員限定東京カンテイ中古マンション価格(538) 都営新宿線

住宅新報 2009年10月27日 号 4面

1R中心の岩本町に変化中古マンション価格(3.3平米単価)の推移

 データ提供:東京カンテイ。単位:万円

 カッコ内は販売事例の築後経過年数◆都営新宿線駅名

 

 

 現在

 

 

 1年前

 

 2年前岩本町

 

 246(8.2)

 276(5.1)

 263(7.0)浜町

 

 

 214(14.4)

 215(15.6)

 196(18.2)森下

 

 

 194(11.7)

 222(9.3)

 200(10.3)菊川

 

 

 156(18.1)

 173(14.1)

 164(15.7)住吉

 

 

 158(17.2)

 160(17.7)

 160(15.6)西大島

 

 140(16.2)

 159(13.8)

 134(17.5)大島

 

 

 131(17.6)

 153(15.2)

 152(15.2)東大島

 

 126(17.6)

 134(18.2)

 134(18.7)船堀

 

 

 137(14.3)

 134(14.4)

 145(12.5)一之江

 

 129(10.3)

 134(10.5)

 138(9.6)瑞江

 

 

 136(11.1)

 131(13.5)

 140(9.8)篠崎

 

 

 148(7.2)

 153(8.8)

 161(8.0)※ファミリーマンションを対象に09年4月-6月の3カ月間の売り出し事例を集計した平均値

 都営新宿線の掲載12駅における3.3平米当たりの平均価格は、159.6万円。1年前に比べて6.3%下落、金額にして10.7万円値下がりした。事例数は661件(162件減少)。平均築年数は13.7年(1年前13.0年)、平均専有面積は63.1平米(同67.6平米)だった。

 船堀(前年比3万円増)と瑞江(前年比5万円増)のみ値上がり。急行停車駅でもある船堀(昼間のみ)は、割安感から最近動きがあるようだ。

 下落駅の下げ幅にはばらつきがある。その中で岩本町が30万円下落と大きく下げたが、これは専有面積の変化によるところが大きい。オフィス街の同駅周辺は08年まで25平米前後が専有面積の平均値だったが、今回は42.1平米に拡大。流通の中心がワンルームからコンパクトマンションへ移行しているとみられ、それが単価の下落につながったようだ。「船堀

 売買動向、業者間で差」

 駅周辺は商業施設が充実し、錦糸町や小岩行きのバスも10分に1本のペースで走っている。生活利便性に加え、江戸川区が子育て支援に力を入れていることもあり、ファミリー世帯の需要が根強いエリアだ。駅前は塾も目立ち、子どもの多い地域であることをうかがわせる。

 複数の地元業者に話を聞くと、売買動向に関して意見が分かれた。駅前に店舗を構える業者は、「中古マンションの購入希望者が多い。築浅志向が強く、3000万-3500万円が予算の目安。問い合わせが途切れず、数年前から待っている顧客もいる」と、堅調なニーズを強調。ただ元々物件が少ないことに加え、不況を受け年明け以降仕入れが滞った影響で、在庫が不足していると言う。

 また、別の業者は「例年に比べて落ち込んでいる」としたうえで、「築年数を経ていても、値段や駅からの近さを優先する場合が多い」と話す。動くのは2000万-3000万円の物件が中心のようだ。

 賃貸は他地域と同様、「不調」で各業者の意見が一致。ある業者によると、「法人需要が減退し、特に高額物件の動きが鈍っている」。成約ベースで3割ほど落ち込み、「この冬(の繁忙期)も期待できそうにない」と肩を落とす。

 また、別の店舗では「個人の解約が増えている」との声も。更に賃料の安い物件へ住み替える動きの表れとみられる。

 不況の影がちらつく中で、明るい兆しも聞かれた。地元業者によると、周辺には事業主の倒産により建設途中で放置されたままのマンション施工現場が複数あったが、新たな売主が決まり再開、販売を開始した物件も出始めたという。

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