ひと 緑をもっと世の中に 「緑のカーテン」で日本不動産学会賞を受賞したリブラン社長 鈴木 雄二さん
住宅新報 2009年10月20日 号 2面
コンクリート住宅と自然環境の共生・融合を、長年ひたむきに実践してきた。その取り組みが、日本不動産学会から高く評価された。
ゴーヤやキュウリなどのつる性植物を壁面に這(は)わせる「緑のカーテン」。夏の直射日光から躯体を守り、緑が持つ冷却作用などで「夏でもクーラーのいらないマンション生活」を提案。同社のこの取り組みがきっかけとなり、東京都内249の公立小・中学校が「緑のカーテン」作りを実践している(09年3月時点)。「子どもの頃の教育は、その人を形づくるうえで大きなインパクトがある。その時期に緑や自然の大切さ、力を肌身で感じられる意義は高いはず」
どんなに社会貢献度の高い事業でも、そこにマーケットが存在しなければ民間企業からの発信は難しくなる。「壁につるを這わせると、『幽霊屋敷』を連想するなど以前は決して良い印象はなかった」。当然そこに、価値を見出すマーケットは存在しない。それを同社が、「環境にやさしく冷房費も削減でき、体に負担がかからない豊かな生活への取り組み」として広め、更に、ゴーヤやキュウリを食べる「楽しみ」も付け加えてマーケットを着実に作り上げた。













