地域発インタビュー 信頼向上に努めた40年 高島武郎KRIC理事長
住宅新報 2009年10月6日 号 5面
1969年4月に設立された関西不動産情報センター(KRIC)が今年で40周年を迎えた。同センターの高島武郎理事長にこれまでの歴史や現在の不動産市況、今後の業界展望などについて聞いた。
--40年を振り返って感想は。
「KRICは関西一円の信託・都市銀行の不動産部をはじめ銀行系列の不動産会社や大手電鉄・商社・ゼネコンなどの直系不動産会社、地域老舗の不動産会社など、信用と実績を誇る企業で組織され、誇り高き実践団体として業界の信頼性向上に努めてきた」
「2度のオイルショックやバブル崩壊など、幾多の苦難を乗り越えた会員の皆さんは本当に強い企業であり、当センターの責任は非常に重要だ」
「現代社会において少子高齢化や核家族化など不動産を取り巻く環境は厳しく、課題が山積しているが、我々も一丸となって、それら諸問題の解決に向け積極的に取り組んでいきたい」
--不動産市場の現況についてお聞かせください。
「地価の下落や雇用の悪化で消費者の購入意欲が低下し、新築着工数も減っている。マイナス要因が重なり、住宅市場停滞の長期化が懸念されている。好不況の指針となる、『雇用と消費』が互いに拡大すれば、不動産市場も好転するが、現状では互いに拡大していくだけのプラス要因もなく、市場回復の見通しは厳しいだろう」
--そのうえでの取り組みは。
「会員が期待する研修・交流・勉強会などの事業活動を定期的に行うことが重要だ。その活動価値を高めたうえで、より一層効率的な取り組みを行なう必要がある」
「今後、会員企業が一丸となって不動産取引の顕在化を目指す。また、消費者保護を重点課題として取り組むことで、不動産業界が更に発展できると確信している。これからの当センターの果たす役割と目的を明確にすることで、消費者に不動産取引における信用と安心を提供できる」
「この精神こそ、次の50周年、60周年へとつないでいくための『新しい先進の第一歩』になるだろう」













