飛島建設 健康部材開発を本格化 東京・祐天寺 分譲マンションで全面採用
住宅新報 2009年9月29日 号 17面
飛島建設は「健康と環境にやさしい住まいづくり」に本格参入する。その先駆けとして菱重エステート(本社=東京・芝、三菱重工グループ)が9月19日に販売を開始した「ワイズ・メナー祐天寺」(東京目黒区、総戸数14戸)のインフィル工事を全戸「エムプラス」仕様で受注した。
エムプラスは飛島建設が開発した健康部材のブランド名。これまで試験的に賃貸マンション1棟や新築分譲住宅での部分使用などはあったが、分譲マンション1棟で全面採用するのは今回が初めて。健康効果だけでなく、2重床消音技術でも施工後の試験で「L45」をクリアするなど同部材の高い性能を証明している。
具体的には壁・天井に無添加しっくい、断熱材に炭化コルク(外壁50ミリメートル、戸壁15ミリメートル)、床に天然無垢フローリング厚15ミリメートル(チーク材)を使用している。
飛島建設は住宅分野だけでなく、学校や高齢者施設などへのエムプラス仕様導入を拡大するため今後も開発研究を進める。今回プロジェクトは、ワイズ・メナー祐天寺の立地が第1種低層住居専用地域で3階建てまでしか建てられないなど制約が多いことから、「健康住宅」を付加価値として選択することにした菱重エステートからの依頼によるもの。
健康性能を核に、色取り、風合い、木質感など高級感も全面的に押し出した。その感触を実際に体感してもらうため、「青田売り」ではなく、完成後に販売を開始することにした。現在、順調な集客ぶりとなっている。













