福田郁雄の「稼げるコンスタントになる方法」 第11回
住宅新報 2009年9月1日 号 9面
「スピーチ力を磨く」
準備と慣れが大切に
複数のプロジェクトメンバーが関わってくるので、コンサルタントは人前で話すことが多くなります。お客様だけでなく関係者も沢山いる中で、自分の考えを明確に相手に伝えられなくてはいけません。その為に必要となるのがスピーチ力です。スピーチをする際に多くの方が緊張してしまい、自分の思ったように話せなくなってしまうのではないでしょうか。
私が幸いにもスピーチ力を身につけられたのは、20数年前のミサワホーム時代に人事部の研修担当になったことがきっかけです。その時は新人研修の講師として、月2回約100人の新人の前で話しました。日常業務が研修の司会ということで、人の前で話す機会がたくさんありました。もともとは、大勢の前で話すことは苦手でしたが、その時の経験のお陰で慣れてきました。「上がらない」ために
今でもセミナーの時など緊張はします。人からは全くそうとは見えないようですが、毎回講演前にはトイレに行くほど緊張していますし、終わるととてもホッとして全身の力が抜けます。逆に言うと、それほど真剣に向き合っているということです。大切なことは、「緊張しても上がらない」ということです。
緊張対策として有効なのは、第1に『慣れ』だと思います。場数を踏むことによって、どんな話下手な人も上手くなっていきます。
第2は『徹底的な準備』だと思います。頭の中で自分のストーリーを考え、自分なりの答えを用意しておく。スピーチの下手な人のほとんどが準備不足だと思います。逆に言えば、準備をすれば誰でもある程度スピーチは上手くなるものだと思います。本番さながらに練習
セミナー前には、原稿の準備をしっかりとやり、自分でもその原稿を読みますが、必ず本番のように練習します。何人かでパネルディスカッションなど相手がいる場合には相手役もやってもらい、本番の様に練習します。そうすると、新しい質問が浮かんだり、もっと良い答え方が浮かんできたりもします。本番さながらに練習することで、実際の会場に行ってもイメージトレーニングである程度慣れているので上がらなくなります。スピーチは流暢でなくても、内容が相手にきちんと伝われば良いと思います。
セミナー講師などの機会がなくても、普段の会議の場で積極的に発言をしたり、練習となる場はあると思います。私はカーネギーのスピーチの研修会も大変勉強になりました。セミナーもたくさん開催されているので、行ってみても良いと思います。色々な機会があると思うので、自ら探して慣れるまで沢山経験してみて下さい
(ふくだ・いくお=福田財産コンサル社長)













