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スタンダード会員限定ハイアス社と安成工務店 戸建て賃貸で新ブランド メゾネット賃貸ネットワークと統合 第1回全国大会開く

住宅新報 2009年8月18日 号 5面

 不動産コンサルティングなどを手掛けるハイアス・アンド・カンパニー(東京都港区)は安成工務店(山口県下関市)と事業提携し、戸建て賃貸「ユニキューブ」とメゾネット賃貸「エコパティオ」を供給するビルダーのネットワークを統合、新ブランド「ウィルスタイル」を立ち上げたと発表した。併せて、新商品として戸建て賃貸「ユニフォート」とメゾネット賃貸「D-single」を9月に発売することも明らかにした。8月4日には都内で会員企業を集めて第1回全国大会を開き、会員ら約80人が参加した。

 新ブランドの基本方針は、(1)多様な競合商品及び顧客ニーズ、敷地条件に対応する(2)新聞古紙を主原料とする断熱材・セルローズファイバーを使用した「20年無結露保証」付きの高品質・高耐久の維持--。ブランド名を、商品名からネットワークの総称に切り替え、ブランディング戦略を強化する。ブランド名には「環境と街づくり」に貢献していく未来志向の考え方を反映させたという。

 全国大会の席上であいさつしたハイアス社の濱村聖一社長は、09年1月にドイツの環境共生住宅を視察したことに触れ、「今後の省エネ対策は、自然のエネルギーなど、外的環境を活用する高耐久パッシブ住宅が主流になる。地域ビルダーの生き残る方向性もパッシブベースになるだろう」などと述べた。敷地対応を強化

 新ネットワークの戦略として、ユニキューブとエコパティオを組み合わせたプラン提案で敷地対応を強化する。プランやデザインのバリエーションを拡充できるメリットを生かしていく。

 また、戸建て賃貸の営業戦略についてハイアス社は、注文住宅や従来の土地活用事業と異なる手法が求められると説明した。

 理由の1つとして、戸建て賃貸のオーナーが40代-50代の自営業者や会社員が大半を占める特徴を挙げる。在宅率が低く、従来型の飛び込み営業ではキーマンと面談することが難しいことや1件当たりの受注額も低いため、時間と手間がかかると採算が合わなくなる課題も指摘した。

 これは、大手住宅会社の営業が必ずしも通じない理由でもあるとし、ハイアス社ではこれらの課題を克服していく。

 具体的には、会員企業が地域の不動産会社との関係を重視し、現地見学会を開くなど、紹介を導く仕組みを早急に構築することを挙げる。05年5月の販売開始以来の累計供給戸数が1500超になる実績に基づくノウハウを、マニュアルや研修として再構築するほか、ウェブマーケティングの強化とそれに伴う見込み顧客の紹介を通じて会員を支援する。

 新商品の「ユニフォート」は、敷地の奥行きが12メートル程度の土地に対応させた戸建て賃貸で、間取りは3LDK。「Dシングル」は27坪の敷地から建築できる1LDK・2戸のメゾネット賃貸だ。9月に詳細を発表する予定。「テーマは環境共生と街づくり」

 開発を手掛けた安成工務店・安成信次社長の話

 戸建て賃貸「ユニキューブ」は、狭小地の有効活用策を目的に開発した。小規模な住宅のため、良好な街並み形成に寄与できるかどうか危惧されたが、2連棟以上の建築を大前提とすることで、景観に配慮した。

 ところが、景気低迷などの影響から数百万円台のローコストな「小さな家」を発売する住宅会社が増えてきた。果たして街並みを良好に維持できるだろうか。

 「ウィルスタイル」を立ち上げたのは、こうしたローコスト住宅と一線を画すことが目的の1つでもある。

 ユニキューブもエコパティオも外観はシンプルだが、内部空間にはパティオがあったり、バルコニーがあったり、極めて豊かだ。その建物が連棟となることでリズムを生み、街並みにもマッチする。

 また、土地活用という目的は同じで、もう一度くくり直すと共に商品のバリエーションも増やしていく。

 更に、環境共生技術の1つとしてセルローズファイバーの断熱材を標準で採用している。エンドユーザーの環境貢献意識の高まりや国の施策などに、いち早く対応していくこともウィルスタイルのテーマだ。

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