「社説」 電線地中化の意義 「防災」「景観」そして「環境」へ
住宅新報 2009年8月18日 号 2面
95年1月に発生した阪神淡路大震災では、倒壊した電柱が道路をふさぎ、垂れ下がった電線が火災を発生させ被害を拡大させた。もし電柱がなかったならば、被害はもっと小さくて済んだであろう。実際、地中に埋設した電線は、架空電線の80分の1の被災率というデータもある。防災の日を前にして、電線類を地中に埋設する「無電柱化」にフォーカスする。無電柱化は23区で7%
現在、我が国には約3300万本の電柱があると言われている。これが多いのか少ないのか、実は比較するデータは見られない。無電柱化の実体を世界の中で比べると、ロンドン、パリ、ボンは既に30年前の調査で100%を達成している。ちなみにニューヨークは72%だ。
国内では東京23区は幹線道路で42%を達成しているが、23区全体となるとわずか7%でしかない。いかに立ち遅れているかが分かる。













