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スタンダード会員限定知って得する建物の豆知識(17) 住まい造り・三種の神器

住宅新報 2009年8月11日 号 4面

 三種の神器(さんしゅのじんぎ)とは剣と鏡、勾玉(まがたま)のことで、古代天皇制ではこの3つを所持することが正当な天皇の継承者と考えられていました。この故事に習い、いろいろな場面で三種の神器という比喩(ひゆ)が使われます。1950年代には生活を変える三種の神器が「白黒テレビ」「洗濯機」「冷蔵庫」とされ、戦後経済を押し上げる要因の1つにもなりました。その後は「カラーテレビ」「クーラー」「自家用車(カー)」が三種の神器となり、この場合は頭文字のCを取って3Cとも呼ばれました。

 最近では麻生太郎総理がこの大不況から脱する手だてとして「太陽電池」「省エネ家電」「電気自動車」を挙げていますが、これも三種の神器といえます。

 筆者はあちこちで一般ユーザー向けの住宅セミナーを行っていますが、その話の中で施主が建築現場に持って行くべき三種の神器について触れています。建築に関して、工務店やハウスメーカーの知識と一般的な施主の知識を比較すれば、幼稚園児と大学生ほどの差があります。施主の握っている強みは、極論すればお金の面だけとも言えるのです。そして、住まいを提供する側の視点は常に利潤の追求にあり、施主の望みは「良い物を安く」です。この、施主の希望を達成するのに役立つのが三種の神器というわけです。

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