ひと 変化見据えた提案を ミサワホームセラミック関東支店立川営業所所長 冨田 雄士さん
住宅新報 2009年8月11日 号 2面
「住宅業界では、ただ建てれば良いという時代は終わった。土地オーナーが将来困らないような提案をして行かなくてはならない」
現在力を入れているのは、戸建て賃貸の受注だ。この6月・7月の2カ月だけで実に15棟売ったという。ミサワホームグループ全体でのトップセールスである。2LDKのメゾネットを連棟で建てる企画(RENTO)を地主に提案している。
「家賃保証を付けたワンルームマンションを建て、環境が変化したことを理由に、保証を解除されて泣いているオーナーも後を絶たない。建てたときは良くても10年先の変化は全く分からない。最終的にはオーナーの自己責任になる」と将来の備えを考えた提案の大切さを強調する。
「駅近くに、持ち家の感覚で戸建て住宅に住みたい層が少なくないが、戸建ての新しい貸家は希少なので埋まりやすい。ワンルームの入居者より収入の安定している優良な層が入る」
戸建て賃貸の販売に力を入れる理由は、大きな変化があってもオーナーが柔軟に対応できる可能性があるからだ。
「建築確認は1回で済むが、数棟の建物は構造的に独立しているので、接道が確保できれば各棟を分筆して売却することができる。これは弊社独自で他社にない特徴。入居者に分筆して販売したり、数人に分けて相続させることも。子供家族と二世帯で同居することや、将来母屋を賃貸にして自分たちが賃貸部分に入ることも可能だ」
新卒で入社して以来192棟の販売実績を持つ。入社6年3カ月で100棟のスピード記録も樹立。入社して半年は1棟も売れなかったというが、自信満々の語り口からは想像もできない。顧客のことを心底考える姿勢に原点があるようだ。
(遠藤
信明)













