東京カンテイ中古マンション価格(524) JR東北本線
住宅新報 2009年7月14日 号 4面
上昇基調との判断は早急中古マンション価格(3.3平米単価)の推移
データ提供:東京カンテイ。単位:万円
カッコ内は販売事例の築後経過年数◆JR東北本線駅名
現在
1年前
2年前尾久
135(15.4)
131(20.5)
115(19.6)新白岡
85(10.4)
79(10.6)
82(11.1)土呂
109(10.8)
99(14.1)
115(13.1)東大宮
63(14.7)
64(16.7)
63(16.2)蓮田
50(27.8)
40(28.6)
52(24.1)白岡
63(13.4)
64(12.0)
81(10.8)久喜
53(19.5)
64(18.1)
65(15.7)東鷲宮
58(18.3)
46(21.6)
50(19.4)※ファミリーマンションを対象に09年1月-3月の3カ月間の売り出し事例を集計した平均値
JR東北本線の掲載8駅における3.3平米当たりの平均価格は、77万円。1年前に比べて3.6万円値上がりした。事例数は293件(50件減少)。平均築年数は16.3年(1年前17.8年)で1年半若返り、平均専有面積は73.3平米(同68.6平米)と広くなった。
今回沿線平均は値上がりしたが、これをもって上昇基調に転じたとは判断し難い。不況を機に、同線を含む山手線の北側エリアで割安感が出ているが、一次取得者を主なターゲットとする手頃な物件の供給が進むと、地価の上昇にはつながりにくいと考えられるためだ。
都心寄りの尾久は4万円上昇したが、築年数が約5年と大幅に若返った影響が大きいとみられる。
尾久以外の駅周辺では、マンションの流通量自体が少ないため、市場に出た物件の面積が広めだった場合など単価の動きに直結する可能性が高い。今回は、約13平米広くなった東大宮などがこの例に当てはまる。尾久
ネットで認知度向上か
駅に隣接する明治通り沿いを中心に空き地が目立つ。売買の動きは活発とは言えないようだ。ただ、「不況を受けて状況が大きく変わった実感はない」とする声が大半だった。
一方で、賃貸市況にはやや変化がみられた。法人の解約例が増えているほか、予算の低下が目立つという。周辺の平均相場は、単身者向けで7万円台だが、設備のグレートを確保しつつ6万円台の物件を求めるケースが増加している。
また不況とは別に、新たな傾向がみられた。元々周辺では、この地で生まれ育った人が結婚などを機に戻ってくる例が多い。だが最近は、地域に縁のない若い世代が、ネット上の口コミによる情報を基に住まいを探すケースも増えているという。値頃感に加えて、上野、赤羽までそれぞれ約5分というアクセスの良さや、静かな住環境が決め手のようだ。













