『自分流』選べるマンション供給 長谷工の挑戦! 建築費抑制の設計計画
住宅新報 2009年6月16日 号 12面
2年ほど前、新築マンション市場は用地と建築費の高騰を反映した「新価格」「新々価格」物件が需要に対応できるのかという危機感が募っていた。
その後、金融経済危機で市況は一挙に冷え込み、厳しい価格調整を経てようやく首都圏市場は立て直しの段階に入りつつあるが、その当時の危機感を商品企画・設計思想に反映したマンションが注目されている。長谷工コーポレーションが埼玉県川口市で建設・分譲中の「ブランシエラ川口青木町公園」(6階建て、専有面積63-90平米、59戸)がそれだ。
建物の基本性能を維持しながら、躯体構造設計は形態的にシンプルで工事がしやすい形とし、仕様・設備は予算に応じてトッピングできる形で商品を提供する「BeLiv(ビーリブ)」の設計思想で、建築費を約2割削減した。見方を変えると、「建築費を抑制した分だけ、予算的にも広い空間が確保できる」「設備・仕様などがすべて整ったフル装備を100%とすると、後付けできる部分をカットした70%の状態で買っていただき、残り30%は時間をかけて仕上げてもらう」システムでもある。また、初期投資だけでなくランニングコストを抑えるため、機械式駐車場は採用せず、平置き駐車場だけとするなどの工夫も取り入れている。













