大言小語 対策はインフルだけではない
住宅新報 2009年6月2日 号 1面
風評被害は弱いところに追い討ちをかける。新型(豚)インフルエンザ騒動は幸い大事に至っていないが、騒ぎすぎとの指摘も。京都や神戸、大阪の観光地には客離れと、予約キャンセルが続出。しかも収束したわけではなく、関西の人は何ともやりきれない思いだろう。
▼観光地でニコニコしているのは外国人だけで、日本の修学旅行生のタクシー移動とか、マスク姿で遠巻きに覗く光景は何とも異様だ。国内感染者が出た頃から、旅行・催事の自粛ムードが一挙に強まった。ビルや店舗に消毒液やうがい薬が備えられ、店員もマスク着用というものものしさ。何事にも過剰に反応しやすい日本人の特性が出ているのか、それとも事なかれ主義なのか。
▼不動産関連では5月下旬の世界不動産連盟北京総会が中止に。こちらは中国政府による措置で、「楽しみにしていたので残念」という日本の参加予定者の声があったのが救いだ。住宅・不動産業界の場合、これまで一部を除き、予定通りに行事・イベントは実施され、インフル騒ぎに負けない業界の「強さ」を発揮した格好だ。













