大言小語 不動産デリバティブの新たな可能性
住宅新報 2009年5月19日 号 1面
米政府が店頭デリバティブ取引の規制強化に乗り出す。AIGの巨額損失の原因となり金融危機の震源の一つと目されているからだ。サブプライムローンとともに今回の金融危機の主犯格となってしまっているようだ。ただ、デリバティブ(金融派生商品)は、大きなレバレッジをかけて取引できるので、使い方によっては、小さな資金で大きなリスクのヘッジに活用することができる。
▼昨今の金融危機のあおりで不動産会社の倒産が多発した。健全なマンションディベロッパーが資金繰りに行き詰まり破綻する例が多く見られたが、背景に地価下落がある。マンションの土地仕入れから販売までは、数年かかることが普通だ。その間に不動産価格が大きく変動してしまうと、予測を超えた損失を抱える可能性が出てくる。こうした不動産の価格下落リスクをヘッジする手段はないのだろうか。













