アネスト 中古住宅のインスペクション 依頼急増、前年の2倍に
住宅新報 2009年5月26日 号 14面
建物調査(インスペクション)など、住宅取得コンサルティング事業を手掛けるアネストブレーントラスト(大阪市北区)の「中古一戸建て建物調査」(建築士による購入前診断)が好調だ。09年1-4月の実績は、前年同期比2倍強の51件を記録。これを受けて同社では、同サービスのオプションとして、「一戸建て住宅の防犯・安全性チェック」を5月7日に開始した。現在、6月15日までの期間限定で、「中古一戸建て建物調査」の依頼者に無償でサービス提供するキャンペーンを実施している。
同社は03年に創業した。全国45カ所の建築事務所とパートナー契約を結び、建物調査業務などを行う。
中古一戸建てのケースでは、外壁や屋内設備など目視できる範囲のほか、床下や屋根裏を点検口から調査し劣化状況を診断する。金額は6万8250円(税込み)からとなっている。
荒井康矩代表によると、中古住宅の建物調査は08年から急増。全件数約1200件のうち100件強を中古住宅が占め、前年比1.7倍となった。09年は既に50件を突破しており、「このペースでいけば、200件を超える可能性も」(荒井代表)。特に首都圏の需要が堅調で、全体の6割強に上るという。
このほど開始した「防犯・安全性チェック」では、敷地内の見通しを基に判断する外部侵入の危険度など、約80の項目に沿って調査しアドバイスする。建物調査の際、顧客から防犯関連の質問を多く受けることからサービス化したという。
また同社では、居住中の住宅点検サービス「ハウスドック」にも力を入れている。荒井代表は、「絶対数はまだ少ないが、リフォーム前に利用するケースが増えつつある」と手応えを話す。建物調査同様、今年度中に軌道に乗せたい考えだ。
今後も提携する事務所数を増やしていき、全国規模での事業展開を図る。













