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スタンダード会員限定マンション 市場に回復の兆し 5カ月連続で契約率上昇 「順調な売れ行き、継続」

住宅新報 2009年5月26日 号 4面

 ここにきて、マンション市場に回復の兆しが表れている。

 不動産経済研究所の調査によると、4月の首都圏新築マンションの契約率は64.7%で、前年同月を1.6ポイント上回った。これで、前年同月を上回ったのは5カ月連続。「好不調の目安である70%台のラインには達しなかったが、5月は再び70%に近づくのではないか」と同研究所では見ている。

 今年に入って1月から3月までの契約率の推移は、1月から順に64.2%61.7%78.3%。それぞれ前年同月を11.5ポイント、1.6ポイント、13.1ポイント上回っている。3月は各社年度末の追い込みにより例年高い傾向にあるため、それに比べると4月は落ち込んだが、「市場のニーズにマッチした価格とエリアでの供給体制がようやく整ったようだ」(同研究所)。回復基調は今後も続くと予想している。

 市場回復は、供給戸数の推移からも見て取れる。

 4月の供給戸数は2621戸(前年同月比8.5%減)で、20カ月連続で下回ったものの、減少幅が1ケタ台になったのは18カ月ぶり。5月は、東京都内、神奈川といった人気エリアでの供給が相次いでおり、21カ月ぶりに前年同月を上回る見込みだ。また、「(既に販売している物件の期分け新規分ではなく)まったくの新規物件の供給割合が増えていることも、回復傾向をうかがわせる」としている。

 分譲マンション大手・大京では、「昨年末から続いていた好調な売れ行きが、このゴールデンウイーク(GW)も継続した」とコメントしている。GW期間中の契約戸数は、前年比5割増だったようだ。「特に下期からは、本格的な市況回復が見込める」と期待を寄せる。首都圏マンション価格

 20カ月ぶり3000万円台に

 4月供給分

 価格調整が進捗

 不動産経済研究所によると、4月に首都圏で供給された新築マンションは2621戸で前年同月を8.5%下回った。これで、20カ月連続の減少となった。

 販売価格は3953万円で、07年8月以来20カ月ぶりに4000万円を下回った。07年当時は埼玉・千葉といった比較的低価格エリアでの供給が多かったが、今回は都心部の比率が多い中での数字。全体的な価格調整の進み具合がうかがえる結果となった。

 前年同月は東京・赤坂で『億ション』の供給があったため価格が高く、25.9%の大幅下落となったが、「一般的な価格と比べれば1割程度下がった」と同研究所では見ている。全体の1平米単価は前年同月を14.6%下回った(60.4万円)。

 契約率は、前年同月を1.6ポイント上回る64.7%で、5カ月連続上昇。特に神奈川は31カ月ぶりに80%のラインを突破した。

 在庫処理は順調に進んでおり、前年同月を55戸下回る8791戸。昨年末のピーク時と比べると3600戸程度減少。4カ月連続前月を下回った。

 5月の供給については、前年同月を100戸程度上回る4500戸前後を予想している。

 

 

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 近畿圏では、契約率が再び50%台に落ち込んだ。

 09年に入ってから1、2月が共に50%台と低迷。3月は64.8%と盛り返したが、再び51.3%に低下した。集客状況は回復しているものの、物件間の格差が拡大している模様だ。

 供給戸数(1904戸)は、8カ月ぶりに前年同月を上回った。大坂エリアで供給が拡大した。

 販売価格は3588万円(前年同月比2.2%上昇)、1平米単価は48.4万円(同3.0%下落)。

 販売在庫は6170戸で、前月を199戸上回っている。

 5月の供給予想は、前年同月を500戸程度上回る2300戸前後。

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